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【社員インタビュー】薬剤師出身のデータサイエンティスト、異例の経歴の持ち主に聞く|天野拓哉

データサイエンティストがアメリカの経済誌で「21世紀でもっともセクシーな仕事」と紹介されたのは2012年のこと。

2020年を迎える現在、日本でも「データサイエンティスト」という言葉が聞かれるようになっても、なかなかその仕事内容まではイメージしにくいものがあります。

そこでグラフでは、ビジネスの第一線でデータサイエンスプロジェクトに携わるメンバーのインタビューを実施することに。第4弾では、薬剤師からデータサイエンス業界に転職した天野さんに話を聞きました。

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PROFILE

天野 拓哉(あまのたくや)
開発部 プロジェクトマネージャー・データサイエンティスト
2019年12月グラフ入社。薬剤師からデータサイエンティストに転職した異色の経歴を持つ。現在はデータサイエンティスト、プロジェクトマネージャーとして活躍。かつてはIT関連の情報を追うのが趣味だったが、現在はそれが仕事になり、逆に薬剤関係の勉強が趣味になっている。

前職との意外な共通点 ─専門的な知見を誰でもわかるように

──入社前はどのような仕事をしていましたか。

調剤薬局で薬剤師として患者さんと接していました。
薬局では、処方箋の内容を噛み砕いて説明し、患者さんに理解していただきます。機械学習やAIに関しても知見が無い方は少なくないので、そういう方でもわかるように説明していく必要があります。相手がわかるように翻訳する──そういった点では前職と共通している点もあるように思います。

──なぜデータサイエンティストを目指そうと思ったのですか?

もともとIT関連のニュースに関心があり、そのなかでも特に現在進行形で研究、発展が進んでいるAIの分野に興味がありました。それでプログラミングの勉強をしていたのですが、実際に転職を考えたときに、最前線の分野で働きたいと思い、データサイエンティストを目指しました。

──グラフに入社を決めた理由は?

データ分析業務だけでなく、データサイエンスやプロジェクトマネジメントなど、幅広い経験を得られると感じたからです。また、常に新しいプロジェクトや業務に触れることができるという点も魅力に感じました。

ビジネスとエンジニアリングの両サイドからお客様の課題に貢献する

──現在の仕事内容を教えてください。

グラフの社員は皆、ビジネスサイドとエンジニアリングサイドを横断的に習得することが求められます。
私もビジネスサイドの役割であるプロジェクトマネージャーとして案件の進捗管理、お客様へのプレゼン、コミュニケーションを行っており、エンジニアリング・アナリストサイドの業務については、データ分析方針の決定から資料化までを行っています。
最近はMLOps(*1)などインフラとしてのデータ活用環境を高度化するプロジェクトが多くなり、クラウドエンジニアリングの知識が多く求められるようになりました。

"(*1)MLOps:Machine Learning(マシンラーニング=機械学習)の開発側(ML)と運用側(Ops)が協調し合い、実装から運用までの流れを円滑に進める管理体制(機械学習基盤)のこと。(参考:https://www.bigdata-navi.com/aidrops/1862/)"

──入社して成長できたと感じられる点は?

これまであまり人前でプレゼンテーション等は行ってはこなかったので、恥ずかしさや苦手意識を持っていましたが、今は数をこなし、拙いながらも伝える力が向上し自信を持てるようになったと思います。

──大変だと感じることを教えてください。

新型コロナウイルスの影響でプロジェクトメンバーとのコミュニケーションがあまり取れないなか、想いや意図が伝わらず、ギクシャクしてしまうことがありました。そのようなときは、先輩方に素直に相談し、改善方法等を聞いて乗り越えています。

──仕事でやりがいや楽しさを感じるのはどんなときですか?

グラフとして、お客様の課題に貢献できたと実感したときです。また、お客様から担当者として必要とされていると感じたときは特にやりがいを感じます。

──これから挑戦したいことは?

グラフでは個人のキャリアパスがとても重視されているので、経験や実力がついた後には個人で請け負うコンサルティングでデータサイエンス専門性の力試しに挑戦したいです。

──仕事で大切にしている事はなんですか?

依頼された仕事を、依頼者が想像する以上の完成度で仕上げることを意識しています。

──社内のメンバーについて教えてください。

上司、同僚、後輩のチームコンディションは良く、皆さんを尊敬していますし、良い部分は誰からでも吸収しようと心がけています。
また代表の原田と直近プロジェクトアサインで一緒に仕事をする機会が増えたので、吸収の場だと捉えています。原田の知識量はさることながら、一語一語の言葉がきれいで、先を常に考え見通しているところに改めて尊敬の念を感じます。

──どんな人と一緒に働きたいですか

推進力を常に保ち続けられる人。目的をぶらさずに、諦めず、達成できる人。

──これから入社する人に一言!

自身の伸ばしたいスキルの向上に合わせてマネジメントスキルを磨くことができます。グラフの魅力は、個々の能力を引き出せるチーム力。社員は仲がよく、すぐに打ち解けられる雰囲気の会社です。まずはぜひお会いしましょう!

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